CRF1000L 新型アフリカツインのばらし方

2016年5月21日土曜日

CRF1000L

t f B! P L
と。言うわけで。
新型アフリカツイン、カウルの分解方法です。
NCに比べて…まぁ慣れの問題でしょうけど少々めんどいです。

今回は前カウルのばらし方です。
後ろは…特にばらす必要に迫られてないのでやったことないです。

ナビ、ドライブレコーダー、電圧計をつける際に撮った写真ベースで解説です。
やっぱり電装系です。

後ろはバッテリーが近い上、どうにでもなりそうな構造っぽい問題となりそうな前側です。
ていうか電装は前側に乗せた為後ろ側の分解方法は調べてませんw

とりあえずここまで到達目標です。
ここまでくれば電装いじる分には大概どうにかなります。



[手順概要]
ざっくり下記手順です。
アフリカツインの前カウルをばらすには左右両方取り外す必要があります。

0.(前準備)スクリーンを外す
1.タンク下縁のプラ部品を取り外す
2.前カウルを取り外す
3.前カウルに隠れたマスク(目の縁)を取り外す

1・2は左右両方やらないと3を外すことは出来ません。

あと、全体的に言えることですが、相変わらずプラ整形による爪がちらほら出てきます。
不安になるほど堅くて外れないのもアルので注意が必要です。

NCの場合、左右どちらかのパネルさえ外せば大概のことはどうにかなりましたが、アフリカツインの場合、左右のパネルは通過点でしかありません。
目のクマまで外してしまう必要があります。

地味にめんどくさいです。





0.(前準備)スクリーンを外す

スクリーンは4点で止まってます。
4点すべてウェルナット(ナットが入ったゴム。ねじを締めると間のゴムが縮んで太って止まる)なのですが…

矢印のところが問題のところ。写真はウェルナット刺さりっぱなし
それぞれねじを外すときは押し込んで奥に落とさないよう注意が必要です。
この写真は左右パネルを取り外した状態の写真ですが、「下側はまだ奥に落ちていく」構造になってる点に注意してください。
カウル外す予定ないのにスクリーン脱着で奥に落とすと強制的に全ばらしの刑になってしまいます。

下側については形状を見てわかるように少し緩めると下側にスライドして取り外せる構造にはなってるのですが…コツが必要らしく私はまだ一度も成功したことがありません。(つける分には楽でいいのですが)
少し緩めてスライド…少し緩めるとねじが揺れる様になるので(当たり前)なかなか真下にスライドが出来ないんですよね。ゴムだから余計。
いずれにせよ、押しながら回すは御法度です。六角なのを利用して押し込まないように回してください。


1.タンク下縁のプラ部品を取り外す

取り外すと行っておきながらぶっちゃけ取り外す必要はありません。
前カウルを覆う形でこの部品がねじ止めされてるので前側だけ外せばOKです。
ていうかどうしてこんな構造にした…

一応取り外す前提で書きます。
シートはあらかじめ外しておいてください。

車体左側。矢印はベルクロ(マジックテープ)
車体左側なので手が写ってる方が車体前方です。
①・②のねじを外したら矢印部分がベルクロで止まってるのでバリバリっと引きはがします。
プラ部品はそれなりに柔らかいので強く曲げるとかしなければ大丈夫です。
なので車体前方の①のねじだけ外し、ベリベリっとはがせばいいだけなのでシートに隠れてる②のねじは外す必要は有りません。

2.前カウルを取り外す

ここが一番めんどくさいです。
一部を除き左右対称です。左右両方作業が必要です。


2-1。口元の部品を取り外す

まずヘッドライトした、のぞき込んだ部分にある整流板を外します。


作業前後の写真があればよかったんですがありませんでした。

③・④のクリップを外す
左右両方、計4つのトリムクリップで止まってます。
クリップは真ん中を押し込むと外れるタイプです。
押し込んだらすこし浮くので爪やドライバーでひっかけて抜いてください。

このプラパーツ、4つクリップと、あとプラ整形による爪で止まってます。

矢印の辺りに爪があるのわかるでしょうか…
結構堅いです。
開き直って作業する必要があります。
ちょうど車体前方からあご下に手を突っ込んでベリッとはがすような感じでしょうか?
一度つけたらばらすことなんて考えてない様な精度で作られてるので堅いです。注意しながら行う必要があります。

2-2。横のカウルを取り外す

裏側。⑤・⑥・⑦のトリムクリップを外す
上側。⑧をはずす。⑨は外しにくい時のみでOK。
角内側。⑩をはずす
ここまできたらカウルをはがします。

この辺りに手をかけてゆっくり。
カウルは前の端を支点に、円を描く様に外します。
このときに注意すべきなのは2つ。

3D CAD万歳な爪その一
 この爪が初回結構堅いです。
一度外せば次回から幾ばくか楽になるのですが…
「これどっかほかにねじか何かで止まってるん違うか?」
と想えてくる程外れません。

まぁそれでも外すしかないんですが…前の⑨のねじを外してガコガコやるしかないです。

爪だらけな前部分
 この爪の向きを知らないで真横にはずそうとするとエラいことになります。
爪はすべて車両中心を向くように配置されてます。
横は車両中心軸に向かってさすように3カ所、
前は車両後方に向かってさすように2カ所。

あと、一番下の爪が非常にめんどくさい構造してます。

これが最大の難関
一度外してしまえばわかるんですがこれが非常にやりにくいです。
この爪のおかげでカウルを円を描くように、横をはがしてから車両前端を支点として外す必要があります。
これも爪の構造を知ってしまえば次回からは「えいやっ」といけるんですが知らないと「前部分が外れない!」となります。


2-3。目のクマを外す

…クマで間違ってないと思う。
⑪、⑫、⑬のねじを外す(左右両方

⑭のトリムクリップを外す(右側も。
クマを取り外して完了です。矢印の部分のダボに注意
最後にクマを前に引き抜いて終了です。

矢印の部分のダボにクマ側のピンが刺さってるのでゆっくり引き抜いてください。
なお、ライトの上側に乗ってる四角いのはETCのアンテナです。

前側に配置する電装品はこの隙間に配線を追いやるという考えでOKです。
また、電源はメーター裏に連動が来てるのでそれを利用することが出来ます。
配線図上は10Aまで(後ろのサービスと合算)です。電熱系とか考えない限りは普通に耐えられると思います。
…10A使い切った場合、バッテリーに充電出来る余力があるのかどうかは知りません。
前後どちらか片方やってしまうとサービス電源全部死ぬので使う分だけヒューズを別途かました方が無難です。

電源の取り方については別記事で。

なお、取り付けるときはメーター周囲が3DCAD万歳!って感じの構造になってるので注意してください。

面一が美しいのはわかるしデザイン上の理由もわかるけど…
あまり3DCADがなければこんなの無理的な変な結合ばかりにしないでほしい…

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