CNC、調整が必要なご様子

2025年2月16日日曜日

CNC X4-800L

t f B! P L
今週末もCNCによる部品の作成。

カーボンを切り出す
カーボンを切り出す
カーボンから部品を切り出しているの図。
ステンレスのバットに貼り付けた捨て板とカーボンを水の中で切り出すので切りくずで真っ黒。途中確認のしようがないので一度セットしたら放置。
スピンドルにマスキングテープでつけた両面テープの剥離紙は水の飛散防止用。カーボンと一緒に両面テープと捨て板をまとめてえぐるので…たまに細長い切れ端になった両面テープをエンドミルに巻き込んだ結果、黒い水を周囲にまき散らしてひどいことになるので…


で、終わったので部材をバットから外した時に気がついた。

シャシーを切り出した後の捨て板
シャシーを切り出した後の捨て板
シャシーを2枚切り出したんだが…

写真左側(CNC上の手前側)
写真左側(CNC上の手前側)

写真右側(CNC上の奥側)
写真右側(CNC上の奥側)
だいぶ切り込み量が異なる。
要するにY軸方向に傾いてる。

手前側は0.7mm程下板が削られてるのに対して、奥側は0.2mm程しか削られていない。
大体30cmあたり0.5mm程傾いている計算。

まぁカーボンの切削に当たり、CNCのベッド表面から考えると、
  • 固定用5mmアルミ板(CNCのベッドにクランプで止めてる板)
  • 両面テープ
  • ステンレスのバット
  • 両面テープ
  • 捨て板
  • 両面テープ
  • カーボン
と、すごい層を作ってるので傾いて当然といえば当然なんだけど…ちょっと傾きすぎ。

もっとも、削るのがカーボンで、基本捨て板までぶち抜くので…せいぜい皿ネジ加工の深さが変わる程度。
皿ネジ加工にしたって両面テープの弾性のせいか、寸法通り掘れない事が多いので程度の差はあるものの、最終的には手で皿もみの修正が必要だし…
なので少なくともカーボンを切り出す分にはそんな気にしすぎるようなことでもないものの、傾きの量からしてベッドそのものが傾いてる気がする。

アルミの切削の時にベッドがたわむ問題と併せて一度メンテした方がよさげ。


一連の作業で作成した部品達
年明けからのCNCによる作業で作成した部品達

ただ、今日のカーボン切り出しでCNCによる一連の作業が一段落したのでこの問題を放置しそう。
後は3Dプリンターによる部品作成だし。

次回切削で使うまで時間あるだろうしベッドを新規で作成してもいいかもしれない。

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