中華CNCで超々ジュラルミン(A7075)を切削してみた

2023年7月1日土曜日

CNC X4-800L 自作RC

t f B! P L

 電光石火が新しく出るそうですね。

電光石火フォーエバー→エターナル(今回)

エターナルとか言われたら種死に出てくるアレしか思いつかないんですが…エターナルの次はなんでしょうかね?エンドレス?


久々にタムにでも言ってみようと思ってたら雨だったので前回のCNCのヤラカシを元に設定を見直してジュラルミンの切削を再チャレンジしてみました。

前準備

  • ダイアルゲージでバイスを平行に調整
  • ワークをバイスに固定し、ダイアルゲージでワークの基準面を垂直に立てる

底面の切削

まずは底面の形状作成&穴あけ
もはや何が何だか解らない
  • 6mmエンドミルで1mmほど削り平面を出す。
  • 2.5mmセンタードリルで穴中心を出す
  • 2.5mmドリルで穴あけ
  • 6mmフラットエンドミルでカーボンとの噛み合わせ形状削り出し
  • 3mmタップでネジ切り(手動)

前後方向の切削

  • バイスを外してワークを捨て板と一緒に直接固定。
  • ダイアルゲージで基準面を出す。
90度方向を変えて上面から穴あけ&削り出し
90度方向を変えて上面から穴あけ&削り出し
  • 6mmエンドミルで表面を削り平面を出す
  • 2.5mmセンタードリルで穴中心を出す
  • 2.5mmドリルで穴あけ
  • 6mmエンドミルで部分平面を出す
  • 4mmボールエンドミルで斜面を削る
  • 3mmエンドミルで輪郭削り出し

切削終了

ゴミを除去した状態
削ったゴミを除去した状態

今回は上手くいった。

安物のニッパーで切り出してヤスリ掛け
安物のニッパーで切り出してヤスリ掛け

切り出してから3mmのタップでネジ切りして完成。

今回作成したのはこのリンクの部分
今回作成したのはこのリンクの部分
今回作成したのは真ん中のリンクの部分の部品。(とおまけ)
現状はカーボン混入ポリカーボネートで3Dプリントした部品を使ってるけど、今後のバージョンアップにはこの部分のアルミ化が必須。


精度はどのくらいか

多少狂っていてもどうにか合わせる。てか0.5mm狂ってるとか言わない限り、細かい違いはうちの腕ではワカランw
実際は…

8mmに対し、8.01mm
設計上8mmに対し、8.01mm

4mmに対し、3.98mm
設計上4mmに対し、3.98mm

10mmに対し、10mm
設計上10mmに対し、10.00mm

びっくりするくらいの値ですなw
時間かけて調整した甲斐があったという物。

加工は上手くいった物の、途中いくつかヤラカシした…今回はリカバリが効く内容だったので最終的にはちゃんとした物ができあがった。


と。いうわけで。
ヤラカシとその対処を忘れないうちに再度おさらいで本体側のリンク受けも作成した。

本体側のリンク受け部品も削り出した
本体側のリンク受け部品も削り出した
エンドミルの切削痕がまるでビックリマンのキラキラシールw
ていうか、本体側の受けがモーター側の受けに比べて簡単すぎるw

こちらも精度的に全く問題なし
設計13mmに対し、13.01mm

これだけ精度が出てれば十分じゃないでしょうかね。

正直苦手意識のあるタップ作業もアルミであれば問題無い様子。

やっぱりお手軽さで言えば3Dプリンタってスゴイですね。
どうしてもCNCは刃物を押し当てて削る都合、手間がスゴイかかる。


…組み込むためにはこれだけじゃダメで、サイドスプリングを保持する部品をモデリングしないといけないのでもう一手間必要なんですがね…


次はいよいよモーターマウントを作ってみましょうかね。

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