F1のミリシャフト用リジッドデフを作成しよう

2025年3月4日火曜日

自作RC

t f B! P L
前回ポキポキと盛大におりまくったリアシャフト。

過去最高に折りまくった日
過去最高に折りまくった日

…過去最高に折りまくったという意味で言えば、15年程前にM300GTでTバーを同様に折りまくって…Tバーが大嫌いになったんだけど。

さすがにシャフトは「嫌」ではすまないので自作するかと思い当たった前回。
まぁデフロックの手法としては…単純にボールデフの部分にTRGから出てるような部品やそもそもプレートに両面テープとかいろいろあるものの…
それじゃ面白くない。

というわけで考えました。
手持ちの工具で寸法精度が期待できるのは3軸CNCと3Dプリンタのみ。
ちょっと長物を作るには無理がありすぎる。
なのでシャフトは外注するかと。

最初はインチシャフトが無いか見て回ったんだけど、無い。
ミリシャフトなら交差を含めて指定できるけど、インチになるとあほみたいに値段が上がる。
なのでインチは諦めた。

インチを諦めさえすれば話は早くて、さらに安い。

ざっとみたところ、MISUMIのオーダーシャフトが一番安く、Dカット2カ所入れて1本約800円。
まぁシャフト1本1000円を切るなら十分運用できる。

というわけで。足らない部品をサクッとCADでモデリング。

インチだとちょくちょくみる部品
インチだとちょくちょくみる部品
インチシャフト用のスパーギアアダプターならちょくちょく売ってるのを見るけど、ミリシャフト用は皆無。
なので手持ちのSRF製とスクエア製のインチスパーアダプタを参考にモデリング。

2.6mmネジの重量分だけ形が偏る
2.6mmネジの重量分だけ形が偏る
どうしてもネジの分だけ重心がおかしくなるので若干偏って膨らんでるけど…
重心はこの形状で回転軸中心とほぼ一致。

頑張って調整した
頑張って調整した

スパーギアとの接触面が偏るとなにか悪影響あるかもしれないので接触面は偏りが出ないようにしてみたり…初めての回転物なのでいろいろ気を遣って設計。


さて。作成。

が…すげぇ時間がかかった…

なんてたって回転物。しかも寸法がシビアな部分が多い。
シャフトの穴はもちろん、スパーも変心させる訳にはいかない
シャフトの穴はもちろん、スパーの取り付け軸もガタが出ないように気を使う

余裕かまして適当にやるとガタが出て中心にスパーが固定できなくなるので慎重に…

0.5mmのエンドミル
0.5mmのエンドミル

視力がおちてきた目にはつらい0.5mmのエンドミルによる切削…
最大深さ6mmまでしか切れないので8mmあるアダプターを切るために両面から切るという…
8mmの厚さを一回の切れ込み量が0.02mm、20000回転の速度f200という遅さで切るのですげぇ時間がかかった…

モーターマウント以上に時間をかけて完成。
完成したリアリジッドデフ
完成したリアリジッドデフ(青いのはタミヤF104用)

両端のホイール取り付ける部分はZENの部品。

一式の重さはF104用の鉄シャフト版(約55g)よりキモチ軽い程度。
インチシャフトのリジッドで組むと23g程度なので約2倍。

自作リジッドデフの重さ
自作リジッドデフの重さ

これでシャフトの破損が減って、かつ破損時もお財布へのダメージが減るはず。
重いのでアレだけど!

…ミリベアリング用のハイトスペーサー作ってないから作らないといけないですね…
作るまでは菜ブランドのものを使う…しかないか。

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