NC700X、リアダンパー(リアショック)を一人で交換する

2014年1月14日火曜日

NC700X

t f B! P L
ダンパー?クッション?ショック?
まぁ呼び方はどうでもいいんですが…

今回のネタはこれ。

ナイトロン(RACE)のダンパー(ショック)。
安定のヤフオク。
とは行っても作業したのは昨年の秋ですが…

 なぜオーリンズじゃないの?
という問いに対してはたまたまヤフオクにナイトロンが出てたから
という答えを返しましょう…

いやまぁ「車高調整ができる」というのがオーリンズじゃない本当の理由ですが。
けどこれ、車高調整するにはダンパーのロアピボットを丸ごと回す必要があるのでネジ外さないと駄目なんですよね…

あまりにめんどくさいのでいままで2回調整したのみ。

とりあえずNC700Xは元が馬鹿みたいに安くした反動がサスまわりにキテマス。
RCでいうとフリクションダンパーです。せめてオイルダンパー(社外品)に変えないと高速道路の継ぎ目で内蔵を揺さぶられます。

閑話休題。

はい。一人でダンパー(ショック)を交換する手順です。

前提

トルクレンチはあった方がいいですがそれなりに工具を知ってる人であればなくてOKです。具体的には…普通レンチは大の大人が締めてちょうどいいトルクで締まるように大きさが作られてる程度に。

大前提として
「センタースタンド」が装備されている事。
センタースタンド無しはかなりキツいです。きちんとジャッキアップされてないと作業になりません。
具体的にはボルトをしめたときぐらつかない程度rには。

次に前回の手順を参考に「右横カウル」を外していること。
ダンパー上部のボルトは右横カウルを外さないと回すことができません。


手順概要
とりあえずセンタースタンド外したたてた、外装を外した、まできたら

  1. 右ステップを外す
  2. ダンパーを外す

の手順です。
手順としてみるとそう難しい事はありません。

右ステップを外す
写真がないので左ステップですが…
左ステップも外しておいた方がいいでしょう。邪魔なので。
①・②のボルトを抜くとステップ・タンデムステップの部分が丸ごととれます。
MT車はあらかじめチェンジペダルを外しておく必要があります。
とりあえずステップ部分丸ごと外す。うちの車両じゃなくて叔父の車両(MT)の写真ですが…

 ダンパーを外す

ここからが本番。
まずはダンパー部分の構造から。

ダンパーは図の様になってます。
模式図。手書きで絵が適当のは気にしないように。
①~④まで全て外します。
順番は適当でいいのですが…やるなら
③・④・②・①
でしょうか。

とにかく外すときは①が最後、取り付けるときは①が最初です。


②・③・④のボルト・ナットは下からのぞき込めば見えるのでそれを回します。

関係ないですが市販されてるローダウンロッドは赤い部分です。これが少しだけ長いです。


で。
ボルトを順次外す。
①は以下図参照。

左側は穴がありませんが右側には穴が開いてます
 車両右側のステップを外すと赤丸の辺りに穴があります。この穴の奥にダンパー上部を止めてるボルトにアクセスできるようになります。

ところで。
①②③④は全て「ボルト」と「ナット」の組み合わせで止まっていて、「ボルト」と「固定物」ではないので同時に2本レンチが必要です。

…一人で作業する以上、片手で一つを固定して、回す必要があるのですが…
それでは力を翔られません。
どうやるか。

こうやります。

①のナット(左側)
手探りでナットとソケットをはめる。普通の工具を使う限り手を離しても大丈夫なはず。
とりあえずこうやるしかありません。
左側を固定してしまえば右側から延長したソケットを突っ込んで回すだけです。


 ②・③・④のナット
手段はどうでもいいからとにかく固定できればいいんです。
片方固定できればもう片方は適当に回せばOK。

ダンパーを下に引きぬく要領で外します。
新しいダンパーは逆で下から上に突っ込む様にセットします。

後はトルクレンチで締め込めばOK。

①②③④のボルト・ナットは全て44Nです。(fromサービスマニュアル。それ以外のステップ部分を止めてるボルトなんて直感でOKです。)

微妙に締めすぎですが…素人作業なのでだいたいあってればいいです。
当たり前ですがこの辺りのボルトを一個外すとリアサスアームが自重で下がります。

ダンパー取り付けるときは自重で下がったリアサスアームを上に上げる必要があるのですが…
当然ですが結構重いです。

うちが作業する時は①②③を止めてダンパー下部のピボット、④のボルトを最後に残したんですが…
左手でダンパーの位置調整、右足でタイヤを持ち上げ、右手でボルトを刺す
という事をやろうとしたのですが、
最終的には1/4インチレンチセットの鉄箱をタイヤに踏ませることで持ち上げ、右足首で少しだけ持ち上げ微調整しながらボルトが刺さる位置を探り出しました。

落ちきったタイヤを右足首だけで持ち上げるのはかなりつらいですw
(ボルトを外すとき、ボルトがさせなくなるという事態に気がついてボルトを外してこのまま先に進むか、元に戻してディーラーに任せるか悩んだくらい重いです)

けどまぁできないことはありません。


トルク管理については…まぁ自己責任でとしか言いようがないのですが。
ナットは全て緩み止めナットなので外す時の手応えを覚えておいて締め直すでも十分かと。


作業に関してはディーラーに任せるのが一番ですが任せたからといってなんかあったとき怪我するのは自分なのでディーラーに任せるのがいいとは一概には言えず。
自分でできるところは自分でやった方が状態が把握できるのでよいのでは?と個人的には思います。

実際問題ディーラーも「スピードレンチで適当に締めただけ」だとか「ソケットを必要以上に長い柄で力任せに締めた」せいでビクともしないとか普通にやるので…
ハンドル止めてるメッキボルト外す時はボルトなめるかと思った…

ステップ・カウルを元に戻して完成です
2014/01/31 8:25 重大な誤植を修正w なんでセンタースタンド外すんだよw

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