3号車の問題点は一言で言うと「曲がらない」
曲がる車が大前提な操作なのでタイムも伸びないという問題をかかえていた…っていうかリアウイングを本体懸架じゃなくて従来のモーター側懸架に変更するだけでなおるんですが。
走りにくいからといってリアのグリップを下げるか?普通。
という訳で。ずっと放置していた最後の部品をようやく付けました。
前振りの割には地味な部品 |
要はアッカーマンの話。
解りやすく言うと切れ角の差。
切れ角が浅いときより |
切れ角が大きい時の方が左右の舵角の差が大きい |
所謂「アッカーマンの原理」って奴の調整。
RCの場合…っていうかRCのことしか解らんが…
左右前輪の延長線の交点左右前輪車軸の延長線の交点が後輪軸に近い(≒角度差が大きい)と高速コーナーはピクピクだるい。低速コーナーはスムーズ。左右前輪の延長線の交点左右前輪車軸の延長線の交点が後輪軸より遠い(≒平行に切れる)と高速コーナーはスムーズ。低速コーナーは曲がらない。
一般的なRCのアッカーマンの調整は
ピボットの位置を前後左右(ツーリングも同様) |
3号車の場合、
そんなスペースの余裕はない! |
単にスペースの問題で無理。
ていうか、サーボを立ててサーボ軸をワイパーの軸そのものとして使ってる以上、「サーボの耳が邪魔」という問題と合わせて調整幅が無きに等しいんですが…
そういう視点から見るとTRGから出ていたTRG5120:ステアリングワイパーはアイデア商品。税合わせると7000円するけど。
じゃぁどうやって調整するの?って言われるとこうするしかないよね?ってのが冒頭の部品。ていうか、ワイパー形状の場合、平行にジョイントが移動するから前後左右に移動する事で調整するしか方法がないのであって、ジョイントが回転運動する車両の場合はこれで十分だと思う…
微調整は前後左右に移動する方がやりやすいと思うけど、どう動かしたらどう変化するっていうのがわかりにくすぎる。直感的じゃなさ過ぎる。
で。
いままで放置していたのは製造誤差で穴の位置がずれてたから。
要するに削って調整するのが面倒くさかったから。
ただ、そういうわけにもいかないので削って載せましたよ。手を真っ黒になったけど。
まぁおかげでウイングが本体懸架に関わらず曲がるようになって運転しやすくなり、タイムも大分改善されました。
余談ですが、
こういう動きをするのに悩んでいる場合。
コーナー出口でおつりに悩む車 |
一番いいのは「この位置」でステアリングを左に「これだけ切る」的な「作業」にするんじゃなくて車を観察しながらステアリングを戻せる事だとは思いますが。
2022/09/11 17:30追記
間違いを修正。
あと、アッカーマンの解りやすい挙動の目安っていうのは「左右前輪の車軸延長線の交点が、後輪軸の延長線に交わる状態が”トーがゼロ”である」
と考えると解りやすい気がする。
「前軸延長線上の交点の位置により、カーブ中のトーイン度合いを決める」
って事。
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