EPS-J(2023年3月)に参加してきた

2023年3月20日月曜日

RC一般 自作RC

t f B! P L

前回KARPに参加したのが12月。このときは土曜の練習日だけの参加だったけど、今回は日曜日に開かれるEPS-Jの方に参加してきました。

EPS-Jのレースに参加してきた
EPS-J 2023年3月のレースに参加してきた

結論から言うと課題だらけだった。

いきなり壊れたフロントステアリングアーム

初っぱなから。

初めて壊したステアリングアーム
初めて壊したステアリングアーム

会場が開けられてから空きスペースに適当に準備。

とりあえず使うタイヤを決める為に適当に流してみると…

いきなりw

もうね。そこが壊れるの!?と。
今までガタは出ても一度も壊したことが無いので同じサイズのスペアは持ってなかった。
角度違いのセッティング違い用であればあったので急遽交換。

原因は…ステアリングアーム下にポンダーを配置しているが、ポンダーのコネクタがたまに抜けて気がつかず走る事があった(谷田部で)ので、ポンダーのLED確認用にスリットを明けていた事。

この部分の強度だけが低かったため、負荷が集中したと思われる。

まぁこんなのはぶつけて壊さないとワカラン。だいいち、いままで谷田部のフェンスにぶつけようと、壁を駆け上って吹っ飛ぼうと一度たりとも壊れなかったので気が付きようが無い。

なお、最終的には写真にある黒いアーム、カーボン混入ポリカーボネイト製…4号車の、かなり初期の試作物が手持ちに混じっていたのでそれに交換した。

セッティング様に量産したオレンジ色はPET-G、黒いのは基本的にカーボン混入PC。
現在円安(+なぜかPrusamentのカーボン混入PCはいつも売り切れ)のおかげでカーボン混入PCは必要なのが明らかな箇所にしか使ってない。代替素材か、ブランドを探す必要がある。

閑話休題。結論。

…アッカーマンは捨てた。(要は低速コーナーで曲がらなくなった)

壊れてリタイヤよりはマシ。

タイヤ欠け祭り開催

タイヤが欠けること4回
最終的にダメにしたのはフロント右ばかり4個
まぁ100%運転が悪い。
運転が悪いんだが…コレもやっぱり「谷田部でこんなかけ方をしたことはないんだがなぁ?」である。コレについてはコースのレイアウトの特異性が関係するので後述。
なお、予選まともに完走したのはQ2だけであり、Q1は序盤にタイヤが欠けて終了、Q3は終盤にタイヤが欠けて終了。
もうさすがにここまで欠けたら開いた時間に練習どころでは無い。
最終的に仕様したタイヤはリア:ボンバーイエローミディアムソフト、フロント:ボンバーイエローミディアムで、両方つぎはぎタイヤで、それぞれ後ろは2セット、前は組んだものが2セット、万が一の時のために貼っていないスペアとして1セットの計3セット。
壊したのはフロントミディアムソフトが1本、フロントミディアムが3本。
貼ってないのを現地で貼って、つけましたよ…セッターも回しましたよ…


まぁ最終結果は8位/10台。8時に会場入りして1時間と立たない間にアーム壊してタイヤ1個目欠けてなのでどうにか完走出来ただけマシという物。

問題は車両本体…まぁアームを壊したので全く問題が無かったわけでは無いが…というより、やはりタイヤ。

タイヤのノウハウがなさ過ぎるのが最大の問題。
コレばかりは場数…だが、特設コースなので練習にいけば良いという物でも無い。

が、やはり現地で知り合ったWさん曰く、皆「情報は隠す傾向が強い」という話で、現にネットを見てもなかなかKARPについてあれこれ書いてる人はいない。居ないことは無いが少ない。

結構さがしたが、F1についてあれこれ書いてる人は皆無(レビューはあったが)、トゥエルブについてはSRFの中の人等が記載があるかなぁという程度。


なので思いついたこと、知っておいた方が良い事は適当に書いていこうと思う。

とりあえず言えるのは…


レギュレーションについて

聞いたわけじゃ無いけど、おそらくだが、KARPとEPS-Jは別物。

ただ、主催側も実質ごっちゃにしてそう…というのも、EPS-J側のレギュレーションに「最低車高はイベント会場となるコースのルールに準じる」とあるのでイベント会場となるKARPの方(kimihiko-yano.net)に問い合わせると「ココみてね」とEPS-Jのレギュレーションのページを提示されたため。

なお、KARPの最低車高は3mmである。(2023年3月時点)

また、EPS-Jのレギュレーションを見ると、1/12レーシングの箇所に「IFMAR/ROAR/JMRCAルールに準じる」という文が見えるが、IFMARのルールがもしF1に適用されるとフロントのダブルウィッシュボーンはレギュレーション違反である。

p20「Front independent king pin, coil spring suspension is allowed(キングピンコイルサスはOKよ)~略~ Either the upper or the lower front arm has to be rigid(上下サスアームのどちらかは固定してないとダメよ)」

問い合わせたところ、EPS-Jにおいてフロントのダブルウィッシュボーンは可。
つまりTRG系車両は出られる。

自作RC-2/3/4号車もダブルウィッシュボーンなので出られる。

すげぇどうでも良いが、この「上下サスアームのどちらか固定してないとダメ」な記載。
個人的にはコレはキライ。
というのも、海外製車両の説明書を見てると、「板一枚をネジじゃなくてボールジョイントで留める」だとか、「左右アームそれぞれをネジ留めしてるが、ステフナーという名称で連結するかどうかは選択出来る」という、しならせる前提の設計がされている為。

それは「固定」じゃないんじゃないかい?

MAPローラー式ダイナモ計による時速計測について

仕組み的には大層なことをしてるわけじゃないが、コレをつくる労力を払っているところが素直にスゴイ。レースにかける意気込みを感じる一品。

ダイナモ計
ダイナモ計
電源も供給してくれるので車速をそろえる究極の一品と言える代物だが…
電源の供給が据付けの安定化電源だが、車両側に求められるコネクタは4mm
これについては前回書いた通りだが、じゃぁどのくらいなら5000回転やねん!?という感じに基準に乏しい。

ウチの車両の場合、
モーター:HOBBYWING XERUN-V10 G4 21.5T、進角30度を少し切る位(目盛りの無い機械的限界まで下げた)
スパー86枚を前提に、

  • タイヤ径:56.0mm
    ピニオン:26枚
    つまり、指数=53.2でダイナモ上、約4600回転ちょい。
  • 同じくタイヤ径:55.5mm
    ピニオン:27枚
    指数=54.7で、ダイナモ上約4700回転ちょい。
だった。
ストレートの長さ的に…余り上を狙う意味は…上位陣ならともかく、そこまで目を三角にして追い求める値でも無い様に感じる。

なお、進角を限界まで下げてるのは単純に低速からトルクモリモリ過ぎる為。多少でも低速モリモリトルクがなくならないかなぁ…と…

KARP独特のレイアウトについて

今回(2023年3月)のレイアウトがこちら。

KARP 2023年3月
KARP 2023年3月
この中で、発表されたレイアウトを見た瞬間、珍しい物があると思った。
それが、
自分に向かって加速からの直角カーブ
自分に向かって加速からの直角カーブ(+S字)

これである。しかも直後に直角カーブからのS字。
…自分に向かってまっすぐ加速するレイアウトって有ったっけ?レベルで少ないと思う。
当たり前の話で、奥より手前の方が視野が狭いから。しかも足下で直角カーブ。
コレを考えた人はなかなかスゴイと思うw
こんなレイアウト走れるのはKARPだけじゃなかろうかレベルで珍しいレイアウトだと思う。

が、問題はこのストレートからの直角カーブが私に突き刺さったことw

普通にRC楽しんでる人に比べればそれなりにいろんなレイアウトを走った方…だと思ってるが、手前に向かって走るというのは初めてで、かつ、
どういうわけか認識出来ない角のアール
自分でも不思議だが、なぜか入り口のアールが頭に入ってこない
理由はわからんが、走っているとコーナー奥、S字入り口のアールは見えるし、認識出来るが、手前のアールが走ってる最中にはどーしても認識出来ない。
まるで盲点に入ってしまっているかの如く見えない…最終的にはもう諦めて「たぶんこの辺にアールがある」状態。人間開き直りが肝心。諦めた。

決勝前にもしかして立ち位置の問題か?と思っていくつか角度を見て見て…最終的には左端の方で運転していたが、余り状況的には変わらなかった。

タイヤについて

話によると、グリップ剤有りな状況においては瞬間接着剤におけるタイヤの接着は大前提で両面テープはあり得ないんだそう。

というもグリップ剤を両面テープが吸って接着が弱くなるし、両面テープの厚みだけ曖昧になるんだとか。

ただ、今回のタイヤ欠け祭りについてはどういうわけか認識出来ないコーナーが大部分の原因な気がするから…両面テープがグリップ剤を吸って接着が弱くなる…のは一度試してみようかな…トゥエルブみたいに本当にペラペラなタイヤなら露骨なんだろうが…同じ両面で付くったリアタイヤが全く欠けなかった所をみるに欠けた直接の原因とは思えない。

…ぶつけたときに欠ける確率はそりゃ上がるだろうし、現に4本ダメにしてるから瞬間接着剤が欠けるリスクを減らす保険代わりになるのは間違いない。

…アセトンによるホイール再利用についても実験しないとダメですな…

たこ足配線

延長コード必須。

という記載が持参物に記載が有ったと思うが、たこ足のタップが2つ必要。

  1. 誰かのタップに割り込ませてもらう為のたこ足タップ
  2. 自分の所で使うたこ足タップ
延長コードの先がたこ足になってるなら、それ以外に一つたこ足タップがあった方が良い。コードが付いてる必要はないから。

ショルダーグルー必須?

今回の様な低速中心なら数カ所ガマンすればどうにかなるだろうが。

有った方が安心。実際今回ハイサイドを恐れて躊躇する事は無かった。
前述のコーナーによるタイヤ欠損の方が大問題だった。



一つだけ心残りなのは…あれこれ情報収集と皆の車両を見学に回れなかったことか。
不用意に歩き回って足を痛めると夜まで持たない(普段も電車を降りる頃には足が痛くて動きたくなくなる)事が予想されたため基本的に自分の椅子でゆっくりしてたので…会話に付き合ってくれたWさんとSRFの中の人には感謝。


2023/03/23 06:00追記
HOBBYWINGのG4-21.5Tについて、モリモリトルクなのはそうだが、このHOBBYWINGのモーター、低速域が非常にガサツ。
センサーレス…とまでは言わないが、断線してセンサーレスモードでESC駆動してないか?と怪しむくらい、低速域が荒っぽい。
谷田部の様に一度走り始めたら一定以上の速度が出ているなら良いんだが、今回のレイアウトみたいに低速からの加速が多い所になると障害になる。
これについてはタムタム大宮の低グリップ路面から認識しており、気を抜くと握っちゃうのでプロポ側で対処していたんだが、谷田部で走る限りその対処が必要無くなり設定を切っていた。
再度設定を入れておくべきだった…

人気の投稿

このブログを検索

ブログ アーカイブ

QooQ